院長挨拶

院長挨拶

院長挨拶

南生協病院は「市民の協同でつくる健康なまちづくり支援病院」を掲げ、地域のくらしに役立つ病院、頼りにされる病院を目指しています。
以前は急性期疾患への対応が重要でした。
病院の役割は診断し治療し、無事に退院してもらうことであり、医療が病院内で完結できました。
しかし、高齢化がすすむ中、病院に求められる役割は変わってきています。

高齢者は、複数疾患を持つ方が多く、独居・高齢二人暮らしなどが増えています。
急性期の病気を治しても、体力が落ちた、認知機能が低下したなど、自宅で暮らすのが難しくなるケースをしばしば経験します。
患者の大半が75歳以上の後期高齢者となる中、入院中から退院後の暮らしも視野に入れた情報収集や、退院後への丁寧な対応が必要です。

当院は今年から「くらしのドック健診」という普段のくらしぶりの聞き取りを病棟や外来で始めます。
また、2018年には地域包括ケア病棟を開設しました。
「地域包括ケア病棟」とは、急性期医療を経過した患者及び在宅において療養をおこなっている患者などの受入並びに患者の在宅復帰支援などをおこなう機能を有し、地域包括ケアシステムを支える役割を担う病棟(地域包括ケア病棟協会)です。
当院の地域包括ケア病棟は院内からだけではなく、高度急性期病院での治療後の在宅復帰準備のための転院、自宅や施設で療養中の方の受け入れも積極的におこない、入院患者さまのうち、院外からの受け入れが5割を超えています。

2002年から運用している緩和ケア病棟も院外から、特に自宅療養中に容体が悪化した緩和期の患者さまの受け入れが増えています。
急性期病院から退院を勧められたがすぐには退院できないとき、自宅や施設療養中で体調を崩したが高度急性期病院には入院適応ではないといわれたときなどは、南生協の地域包括ケア病棟・緩和ケア病棟にご相談ください。

高度医療については、心筋梗塞などの治療をおこなう循環器内科について当院での24時間の受け入れ態勢が整いました。
未整備・力不足な領域もありますが、藤田医科大学や大同病院など近隣の高度急性期病院との連携を強化し対応しています。
当院で診察し、高度医療が必要なときには病院間連携を活かし積極的にご紹介します。
治療後は当院に戻り、引き続き治療・療養することもできます。

何か困ったときには気軽に相談していただける「かかりつけ」病院を目指して地域の方々はもとより、他の病院・診療所や施設のみなさんからも頼りにされるよう連携機能を強化していきます。

総合病院南生協病院 院長 長江浩幸