眼科

眼科について

常勤医師1名、非常勤4名、視能訓練士(ORT)2名、看護師4名、医療秘書1名、事務1名で外来をおこなっております。
名古屋大学大学院で培った診療ノウハウや手術技能をもとに、小児から超高齢者まで幅広い年齢層の患者さまを対象とし、一般的な眼科診療から専門性の高い治療、手術まで地域のみなさまに信頼できる医療を提供できるよう努めてまいります。

眼科写真

診療方針

生活の情報の80%は眼から 当院眼科では患者さまとのコミュニケーションを大切にして、納得のいく医療を目指しています。
何のための検査や治療かを理解していただくことが大切だと考え、きめ細かく、丁寧な説明をスタッフ一同心がけております。

主な診療内容

当院眼科では、主に白内障、角膜・結膜疾患、ぶどう膜炎、黄斑疾患、頭蓋内視神経疾患、緑内障、糖尿病網膜症を含む網膜硝子体疾患を対象に手術、光干渉断層計・視野検査・網膜電気図・蛍光造影検査、レーザー(糖尿病、後発白内障、急性緑内障発作)治療等をおこなっております。

眼科からのお知らせ

最新鋭視野検査機器HFA3-860ハンフリー自動視野計(SITA Faster搭載機)を新規設置しました
  • 検査準備時間の短縮:
    トライアルレンズは、1つだけ。新搭載のLiquid Trial Lens™(リキッドトライアルレンズ)は、タッチ操作1つで即座に液圧による屈折値の調整を行います。
  • 時間の節約:
    新搭載の直感的なSmartTouch™インタフェースにより、受診時間を短縮します。
  • 簡単操作で180°全範囲の動的視野検査を行うことができます。
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造影剤不要な血管撮影(OCTアンギオグラフィ:OCTA)搭載

2019年9月から、最新機器OCTA(ニデック社アドバンスRS-3000Advance)を当院でも導入いたしました。
糖尿病網膜症、網膜血管閉塞症、加齢黄斑変性症のような、網膜や脈絡膜の血管病変に対し、これまでは、腕の血管から造影剤(フルオロセイン)を注射し、眼底カメラで撮影する検査(蛍光造影検査:FAG)で、血管の形態や機能を評価していました。
FAGは15~30分の時間かかかっており、造影剤の副作用で嘔気、蕁麻疹、極めてまれですがショック状態に陥る危険性もありました。

眼科新機能

OCTAは、造影剤を使用せずに網膜や脈絡膜の血管形態を評価可能になり、腎臓病患者、高齢者、アレルギーのある方でも副作用無く安全に検査可能になりました。
当院でも安全に短時間で病態評価可能になり、皆様によりレベルの高い医療をご提供出来ると思います。今後もより一層信頼できる医療を提供できるよう努めてまいります。(*なお、病態によりOCTAは撮影範囲が限られているため、従来の蛍光造影検査が必要な場合もあります)

手術

2016年度より、最新広角観察システム搭載顕微鏡LIMERA700+Resight(ZEISS社)と白内障・硝子体同時手術可能なCONSTELLATION ビジョンシステム(Alcon社)を導入し、極小切開手術を行っております。
主に白内障、緑内障、硝子体手術(27G2万回転)を主として日帰りまたは入院で行っています。難症例や緊急手術対応も行っております。外眼手術は、眼瞼内反症、眼瞼下垂、翼状片、麦粒腫、霰粒腫などを通院で行っています。
なお、全身麻酔、涙道疾患、斜視手術は近隣の大型病院にご紹介させて頂いております。

手術写真
お知らせ*3Dデジタル眼科手術NGENUITY®(Alcon社)導入

現在、眼科分野でも観察系に3Dデジタル映像を用いるheads-up surgeryの試みが始まっています。当院でも2022年8月より3D ビジュアルシステムNGENUITY®(Alcon社)をいち早く、導入致しました。これは、ビデオカメラを搭載した世界初の眼科用リアルタイム映像システムで、3DビデオHDRカメラで撮影した映像をハイスピードで最適化し、デジタル高解像度3D 4Kモニターと専用の偏光メガネによって、繊細な眼底組織をこれまでになく鮮明で奥行きのある画面で見ることが可能です。また、デジタルフィルター機能により、観察したい画像を加工し、術者の見たい映像をつくることが可能。また、低光量で高度な映像処理が可能であり、術中の眩しさや光暴露による黄斑部への影響を軽減でき、より良い手術環境を提供することが期待できます。

NGENUITY®使用実例
NGENUITY®使用実例

さらにCONSTELLATION ビジョンシステムの各手術ステップを好みの画像モードとリンクさせ、効率性を向上することができ、顕微鏡と手術機器がリンクできます。

眼科手術の様子

最新鋭の機器で、さらなる手術向上に向け、これからも日々努力し邁進し続けてまいります。

眼科で働くメンバー

増殖前糖尿病網膜症

増殖前糖尿病網膜症

造影剤を使わずに、数秒で、糖尿病網膜症の血管閉塞網膜新生血管を評価することができます。
造影剤による副作用を心配する必要がなく、患者さんの負担が少なくなり、病気の本質である血管の様子をこまめに評価することができます。

診療実績

2018年 2019年 2020年 2021年 2022年
総手術数 451 549 586 679 666
白内障 384 440 479 545 535
硝子体 43 48 56 74 63
緑内障 13 44 38 40 41
その他 11 17 13 20 27

常勤医師紹介

二村裕紀子 先生

二村 裕紀子Yukiko Futamura

役職
部長
主な専門領域
網膜硝子体、眼科一般、白内障、緑内障
小児眼科
資格
医学博士、日本眼科学会専門医
日本網膜硝子体学会眼科PDT認定医
難病指定医
水晶体嚢拡張リング(CTR)認定医
身体障害者手帳 診断書指定医(視覚障害)
オルソケラトロジー認定医
所属学会
日本眼科学会、日本網膜硝子体学会
日本眼科手術学会
日本小児眼科学会賞受賞式

診療予約専用フリーダイヤル

11:00~16:30 11:00~12:30
※日・祝日は受付しておりません。

当日の受診相談

~8:30~11:30
※日・祝日は受付しておりません。

なんでも相談コーナー

病気、認知症、社会保証、介護保険、施設の紹介など、医療や介護、生活に関わるあらゆる相談を
お受けしております。

専門の医療ソーシャルワーカーやケアマネジャーがご相談にあたりますのでお気軽にご相談ください。

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