フリースタイル分娩
南生協病院の出産について
産婦と家族が主体となり、安全で快適な分娩を提供できるよう心がけています。
夫立ち会い分娩、家族立ち会い分娩、ご希望に応じてフリースタイル分娩もおこなっています。
分娩台での出産の特徴
レバーがあるのでいきむ時に力が入れやすく、助産師と顔が対面できるため呼吸をあわせやすいです。
分娩経過の途中で医療介入が必要と判断された方は分娩台でのお産となります。
フリースタイル出産の特徴
自然なお産のリズムに合わせて、ご自分の体が思うままに、こうすると陣痛が楽だとか、赤ちゃんが出てきやすい方法を試しながら、産むあなたと赤ちゃんが主体的におこなうお産です。
- 分娩台や布団の上で仰向けだけではなく、横向きや四つん這いなど、自分が楽な姿勢を選択できます。
- 自分の持てる力を信じて、積極的に取り組んでみたいという人にお勧めです。
- 夫婦が出産を通して一体感を得ることができます。
産婦さんの楽な姿勢を支えるためにパパの協力が必要です!
☆合併症などのリスクがない方、
妊娠前のBMIが25以下の方が対象となります。
過ごしやすい姿勢のいろいろ
横向き
産婦さんにとって一番楽な姿勢です。
リラックスしやすく、会陰もゆっくりのびるので傷ができにくいです。
赤ちゃんが生まれるときはパパorスタッフさんが産婦さんの片足を支えます。自分で膝を抱えてもOK。
四つん這い
腰や背中が子宮の重みから解放されるため腰が痛い産婦さんにとって楽な姿勢です。
胸の下にクッションを置いて寄りかかってもOK。
パパや椅子などにつかまって上体をおこす姿勢は赤ちゃんの下降を促します。
楽な出産スタイルはその人によって違うので、私たちは産婦さんと一緒になって一番楽な姿勢や進行状況に応じて必要な姿勢や呼吸法をアドバイスしてサポートしていきます!!
赤ちゃんやご家族、私たちと一緒に“産むお産”を目指しませんか。
どんなことでも一緒に考え共に歩んでいきましょう。
バースプランを用い、妊娠中からお産への期待や不安、ご希望を伺っています。
フリースタイル分娩をご希望される方は、助産師相談外来を受講していただき、出産のシミュレーションをおこないます。夫さんといっしょに参加してください。
☆妊娠やお産の経過によりご希望に添えないこともありますので、わからないことはスタッフにお尋ねください。
安定期以降の過ごし方
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体重を増やしすぎないようにしましょう。
- 体重増加の目安
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BMI18.5未満の人…9~12kg増
BMI18.5~24.9の人…7~10kg増
BMI25以上の人…個別に相談となります。
- よく歩いて体力をつけておきましょう。
- 妊婦体操、ヨガなどで身体をやわらかくしておきましょう。
- お産を楽しむ余裕を持ち、自分の力と赤ちゃんの力を信じましょう。
- 呼吸法、リラックス法の練習を行いお産のイメージトレーニングをしましょう。
- ご家族と自分の希望する出産について話し合っておきましょう。
お産が近付いてきたら(妊娠10ヵ月に入ったら)積極的に行うといいこと
- スクワット
- 会陰マッサージ
- 乳頭マッサージ
- もちろん呼吸法も繰り返し練習しましょう
詳しくは母親学級や両親学級でもお話ししますので、ぜひ参加してください。