内科

内科紹介

内科では、循環器・呼吸器・消化器・神経・透析・血液疾患・糖尿病・緩和ケアなど、
専門科を中心に、内科医療を展開しています。

消化器科

  • 消化管内視鏡検査および治療の取り組み。
  • 胆膵疾患に対する内視鏡的治療の取り組み。
  • 肝炎および肝がん治療の取り組み。
  • 24時間の救急対応。
  • がん患者さまに対する緩和治療の取り組み。

消化器疾患は、大きく分けて消化管と胆膵、肝に分かれます。消化管の検査は、バリウム検査と内視鏡(胃、十二指腸、大腸)に分けられます。胃内視鏡については、苦痛の少ないスクリーニングに適した経鼻内視鏡が主に8割占めています。ただし、止血治療や精密検査では、経口カメラでおこないます。NBIという特殊光と拡大内視鏡を合わせた精査により、がんの精密診断をします。大腸内視鏡についても、苦痛の少ない細径スコープを使用しています。また、NBI拡大内視鏡により、精密診断をしています。2013年より、早期がんを一括切除できる「内視鏡的粘膜下層剥離術ESD」ができるようになりました。

胆膵疾患では、良性疾患(胆道結石、胆管炎、膵炎)と悪性疾患(胆道がん、乳頭部がん、膵がん)に分けられます。総胆管結石に対しては、十二指腸内視鏡ERCPをおこない、内視鏡的採石しています。悪性胆道狭窄に対しても、内視鏡的ドレナージやステント治療を優先しています。

肝疾患では、肝炎と肝がんが主です。当院は肝疾患専門機関として県から指定を受けており、診断・治療をおこなっています。B型肝炎に対する抗ウィルス療法があり、ウィルスの鎮静化を目指します。C型肝炎に対しては、インターフェロンフリーの抗ウィルス内服剤で、ほぼウィルスが消える時代になり、当院でも積極的にC型ウィルス治療をしています。肝がんでは、小さいものでは、ラジオ波凝固療法をおこなっています。大きいものや多発のものは、肝動注塞栓術や化学療法治療などをおこなっています。

当院での救急外来は、24時間対応です。吐血や下血、胆管炎などの救急患者さまもいます。消化器スタッフが分担し、24時間、内視鏡治療が可能です。

治療法は年々進歩しておりますが、残念ながら、発見時にはすでに治療のできない進行がんの方もいます。痛みなどの症状に対して、積極的に緩和治療をしています。また、当院では03年に緩和病棟を開設し、多くの方の最後を見届けさせていただきました。患者さまの希望があれば、当院の緩和病棟に移ることも可能です。最後まで、その人らしく、苦痛の少ないケアを提供しています。

■2022年度 検査および治療実績
上部内視鏡(胃カメラ) 2833件
下部内視鏡検査(大腸カメラ) 1490件
大腸ポリープ切除 447件
胃瘻造設 45件
内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP) 139件

循環器内科のご紹介

  • 当院循環器内科は二次救急病院として最大限の検査と治療をおこなっております。

虚血性心疾患(狭心症、急性心筋梗塞)に対し、カテーテル治療(フーセン治療、ステント留置)を行っています。これまで、毎年100件程度の治療を行ってきています。冠動脈バイパス術が必要と判断した際は、適切な心臓血管外科にご紹介いたします。

下肢閉塞性動脈疾患(閉塞性動脈硬化症)に対し、カテーテル治療(フーセン治療、ステント留置)を行っています。下肢動脈バイパス術が必要と判断した際は、適切な血管外科にご紹介いたします。

徐脈性不整脈(洞不全症候群、高度房室ブロック)に対し、ペースメーカーの植込みを行っています。リードレスペースメーカーの方が適していると判断した際は、適切な循環器内科にご紹介いたします。

脈が速くなる頻脈性不整脈(上室性頻拍、心房細動、心房粗動、心室頻拍)に対しアブレーション治療が必要と判断した際や、致死性不整脈(心室細動、脈無し心室頻拍)に対し植込み型除細動器が必要と判断した際は、適切な循環器内科にご紹介いたします。

心不全は、高齢化に伴い増えてきています。その原因は虚血性心疾患や心臓弁膜症のほか、拡張障害による心不全の方も増えてきています。保存的治療(薬物治療)を行いますが、弁膜症に対し、弁置換術、弁形成術などが必要と判断した際は、適切な心臓血管外科にご紹介いたします。

  2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年
心臓カテーテル
検査
174 225 194 202 178 141 145 163 124 107
経皮的冠動脈
ステント治療etc
101 95 97 104 101 90 117 108 127 107
カテーテル
アブレーション
26 28 32 42 47 53 80 97 126 76
ペースメーカー
(新規・交換)
39 30 29 22 14 25 28 36 35 23
PTA
(下肢動脈拡張術)
8 12 7 6

呼吸器科

気管支ぜんそくや慢性閉塞性肺疾患・慢性呼吸不全・肺がん、閉塞性睡眠時無呼吸症候群・嚥下性肺炎などの治療をおこなっています。

公害補償制度新規認定が廃止されて久しいが、大気汚染の悪化による気管支喘息や肺気腫、慢性気管支炎の患者さまは年々増加しています。
気管支喘息には、発作時の救急対応から日常の療養生活までの一貫した教育を心がけています。喘息は軽いうちに正しい知識と療養を送ることが何より大切です。

息切れや酸素不足を伴う肺気腫や咳やたんに悩まされる慢性気管支炎には呼吸リハビリに重点を置いています。

病棟では、エルゴメーター(自転車こぎ)を使った運動療法をはじめ複式呼吸や歩行リハビリなど息切れを減らし、病気と上手につきあう教育をおこなっています。
最近、増えつつある肺がんにはあたらしいCTスキャンを使って早期発見に努めています。
RST(呼吸リハビリチーム)の定期的な学習会を経て知識を持った職員育成にも取り組んでいます。

これまでの実績
  1. 開院以来、名古屋南部の大気汚染公害地域の診療に大きく関わってきて、外来、入院診療の中心を担ってきた。大気汚染公害裁判への協力、患者会との連携も密にしてきた。
  2. 重症喘息患者への包括的な治療の一環として、4年制患者教育の喘息大学を13年間おこない、寛解、改善の患者を多く輩出した。
  3. 肺がん診断、化学療法をおこない、増加する肺がんへの対応をおこなってきた。
  4. COPD患者への呼吸器リハビリテーション、在宅酸素導入、BiPAP導入をおこなってきた。
  5. 睡眠時無呼吸症候群(SAS)には耳鼻科と協力しながらPSG検査おこない、CPAP導入200例近くになっている。
今後の呼吸器診療の柱
  1. 増加する喘息患者へのガイドラインに添った標準治療の徹底
    • ・「喘息死をださない」
    • ・服薬指導、呼吸リハビリ、環境、心理指導
  2. 増加するCOPD患者へのガイドラインに添った標準治療の徹底
    • ・「COPDの早期発見と呼吸リハビリ重視」
    • ・重症度に応じた呼吸リハビリ教育、特にグループ短期集中教育の重視 昨年からの集団教育の成果のまとめ
    • ・検診の中に選択的に肺機能検診の導入めざす
  3. 睡眠時無呼吸症候群へのCPAP管理
  4. 禁煙外来の充実
    • ・南医療生協「禁煙推進フォーラム」の結成(2010年7月17日)
  5. RST(呼吸療法サポートチーム)の院内活動を充実させ安全な呼吸管理を目指す
    • ・東海RST協力会へのコアメンバーとしての活動協力
    • ・安全な正しい呼吸管理についての職員教育活動
  6. 肺がんの早期発見と藤田医科大学 呼吸器外科との連携

神経内科

  • 脳卒中後遺症によるリハビリ入院も実施

神経内科は、脳・脊髄・神経・筋肉といった、体の中で情報を処理したり、伝達する、いわばコントロールセンターの役割を担う器官を扱う診療科です。
神経内科で扱う疾患には、頭痛や手足のしびれ、立ちくらみ(起立性低血圧)、顔面神経麻痺、神経痛や脳卒中、さらには老化や変性疾患の代表であるアルツハイマー病、筋萎縮症、筋ジストロフィーなどがあります。
「いかにも怖そうな顔をした病気」が並んでいますが、頭痛から神経痛までの病気は治療によりほぼ完全に治りうるものです。
変性疾患はこれまで治療の困難ないわゆる難病と言われていましたが少しずつ治療できるようになりました。

また、脳卒中は脳血管の動脈硬化が原因であり、日頃の健康診断で高血圧や糖尿病などの動脈硬化の危険因子を早めに察知し治療すること、さらに運動、食餌療法などにより動脈硬化(老化)を遅らせることである程度まで発症を予防したり遅らせることが可能です。
但し非常勤医師の対応となります。

腎内科

  • 血液透析、腹膜透析管理、慢性腎臓病の対応をおこないます。
血液浄化センター

慢性腎不全の患者様を中心に、血液透析・腹膜透析をおこなっています。腎・循環器病棟と連携し、外来のみでなく入院にも対応しています。
さまざまな特殊血液浄化療法にも積極的に取り組んでいます。
医師・看護師・臨床工学技士が連携しながら、今後もより質の高い透析治療を提供し、そして患者様がほっと安心していただける血液浄化センターを目指し、スタッフ全員で頑張ってまいります。
一般の方への班会などの予防活動にも取り組んでいますのでぜひ参加してください。
医師を始め、多職種でサポートしていきます!

常勤医師紹介

循環器科

喜多村敬 先生

喜多村 敬Kei Kitamura

役職
名誉理事長
主な専門領域
循環器内科
資格
日本内科学会認定内科医
日本循環器学会専門医
所属学会
日本内科学会、日本循環器学会

妻1人、子ども5人、孫5人趣味は中高年登山、青春18切符専門家、料理(一人になってもなんとか食べていけそう)、読書、仕事医師の第一はまず聴くことから始まります。私は主に循環器の疾患を担当していますが、患者さんのいろいろな症状の悩みに「主治医」でありたいと思っております。専門外のことについても気軽に相談してください。多くの仲間と一緒に解決していきます。

水野裕元 先生

水野 裕元Hiromoto Mizuno

役職
院長補佐
主な専門領域
循環器内科
資格
日本内科学会内科認定医
日本循環器学会専門医
所属学会
日本内科学会、日本循環器学会

地域の医療を守るために役に立ちたい。そのために地域の方々に頼っていただけるよう、「真摯にお答えし、満足していただく」をモットーとしています。外来・入院の診療では基本は、笑顔で優しく、患者さまにも笑顔になっていただくように病状の良くない時にはしっかり気持ちを受け止め、寄り添えるように努めています。

中村 伸一Nakamura Shinichi

役職
管理医長
主な専門領域
循環器内科
資格
日本内科学会内科認定医
日本循環器学会専門医
日本心血管インターベンション治療学会専門医
心臓リハビリテーション学会 指導士
所属学会
日本内科学会、日本循環器学会

消化器科

古松了昭 先生

古松 了昭Ryoushou Komatsu

役職
内科主任部長
主な専門領域
消化器内科
資格
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
日本消化器病学会認定消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本消化器病学会認定専門医・指導医
所属学会
日本内科学会、日本消化器病学会
日本消化器内視鏡学会

牛田 知佳Chika Ushida

役職
管理医長
主な専門領域
消化器内科
資格
日本内科学会内科認定医
所属学会
日本内科学会、日本消化器病学会
日本内視鏡学会

奥村 浩二Kouji Okumura

主な専門領域
消化器内科
資格
日本内科学会認定内科医
日本消化器病学会消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
所属学会
日本内科学会、日本消化器病学会、
日本消化器内視鏡学会、
日本肝臓病学会

鵜飼 剛史Takeshi Ukai

主な専門領域
内科(一般)
所属学会
日本内科学会
日本消化器病学会

呼吸器科

長田芳幸 先生

長田 芳幸Yoshiyuki Osada

役職
院長
主な専門領域
呼吸器内科
資格
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
日本プライマリケア連合学会認定医・指導医
所属学会
内科学会、日本プライマリケア連合学会
呼吸器内科学会

喘息・COPDなどの慢性疾患、肺がん・胸膜中皮腫などの悪性腫瘍、肺炎/ARDS/気胸などの急性期疾患、呼吸器領域全般について診療をおこななっています。RSTチームやACPチームなど呼吸器疾患との関わりのある院内活動にも携わっています。また、呼吸器領域にとらわれず障がい者医療などについても診療をおこななっています。

清水 美帆Miho Shimizu

主な専門領域
呼吸器内科
資格
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
日本呼吸器学会呼吸器専門医
日本アレルギー学会専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
所属学会
日本内科学会、日本肺癌学会、
日本呼吸器学会
日本呼吸器内視鏡学会
日本アレルギー学会

諏訪 和志Kazushi Suwa

役職
よってって在宅診療所 所長補佐
主な専門領域
よってって在宅診療所、呼吸器内科
資格
日本内科学会内科認定医
日本プライマリケアー連合学会認定医
日本プライマリケアー連合学会指導医
所属学会
日本内科学会、日本呼吸器学会
日本プライマリケア連合学会

糖尿病科

柴田寿彦 先生

柴田 寿彦Toshihiko Shibata

役職
名誉理事長
主な専門領域
糖尿病科
所属学会
日本内科学会

日常的には主に糖尿病の外来を担当しています。それに伴って、2013年から2018年までADA(米国糖尿病学会)の年次報告を毎年翻訳しています。また、その間”Benstein医師のDiabetes Solution”の翻訳出版もおこないました。現在、ADAとヨーロッパ糖尿病学会の統一見解方向の翻訳を完了したところです。マクギーの身体診断学も翻訳出版しました。

石井 寛子Hiroko Ishii

主な専門領域
糖尿病内科
資格
日本糖尿病学会認定専門医
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
医学博士
所属学会
日本糖尿病学会、日本内科学会
日本内分泌学会、日本甲状腺学会

糖尿病はさまざまな合併症を引きおこしますが、他職種で連携して介入し、血糖コントロールを図り、合併症の発症およびその進行予防に努めます。

橋詰 万里子Mariko Hashizume

役職
管理医長
主な専門領域
糖尿病内科
所属学会
日本糖尿病学会、日本内分泌学会
日本甲状腺学会

糖尿病、甲状腺機能異常(バセドウ病、橋本病)の診療をしています。患者さまそれぞれの立場に立ちながらできる医療を考えていきたいと思っています。

腎内科

鶴田吉和 先生

鶴田 吉和Yoshikazu Tsuruta

役職
腎臓内科部長
主な専門領域
腎内科
資格
日本内科学会認定内科医
日本腎臓学会腎臓専門医
所属学会
日本内科学会、日本腎臓学会
日本透析医学会、日本腹膜透医学会
日本アフェレーシス学会、高血圧学会

腎臓・透析分野は慢性腎臓病の対応、腎生検による腎病理診断・治療、水・電解質・酸塩基平衡異常の対応、血液透析・腹膜透析の対応、アフェレーシスの対応とあります。現在医師体制弱く、外来の透析患者さま対応のみとなっております。慢性腎臓病患者さまの外来、透析患者さまの外来対応は非常勤の先生方の協力をえています。

内科

長江浩幸 先生

長江 浩幸Hiroyuki Nagae

役職
理事長
主な専門領域
緩和ケア
資格
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
日本消化器病学会消化器病専門医・指導医
日本肝臓学会認定肝臓専門医・指導医
日本緩和医療学会緩和医療認定医
所属学会
日本内科学会、日本消化器病学会
日本肝臓学会
日本緩和医療学会、日本死の臨床研究会
日本エンドオブライフケア学会

よく外科の医師は「治してくれた先生」と評価されます。内科医として「いつも診てもらっている先生」と言われることに喜びを感じます。長くはない診察時間ですが、「今日先生に会えてよかった、安心しました」といってもらえるよう日々の診療での出会いを大事にしています。

田中 浩史Hiroshi Tanaka

主な専門領域
内科(一般)
資格
日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医
日本消化器がん外科治療認定医
所属学会
日本外科学会、日本消化器外科学会
日本消化器病学会、日本肝胆膵外科学会
日本臨床外科学会、日本内視鏡外科学会
日本肝臓学会、日本胆道学会

浅野 昌彦Asano Masahiko

主な専門領域
内科(一般)
資格
日本外科学会認定医
日本消化器外科学会認定医
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
日本医師会認定産業医
医学博士
所属学会
日本外科学会、日本消化器外科学会
日本臨床外科学会

専門分野は消化器疾患で、内科外来と地域ケア病棟を担当します。
地域の皆様が安心して暮らせるように地域医療の充実に努めていきます。どうぞよろしくお願いします。

中島 弘貴Hirotaka Nakashima

主な専門領域
内科(一般)
所属学会
日本内科学会

滕 晓芙Gyohu To

主な専門領域
内科(一般)
所属学会
日本内科学会

酒井 愛理寿Arisu Sakai

主な専門領域
内科(一般)

安藤 新人Sinto Ando

主な専門領域
内科(一般)

診療予約専用フリーダイヤル

11:00~16:30 11:00~12:30
※日・祝日は受付しておりません。

当日の受診相談

~8:30~11:30
※日・祝日は受付しておりません。

なんでも相談コーナー

病気、認知症、社会保証、介護保険、施設の紹介など、医療や介護、生活に関わるあらゆる相談を
お受けしております。

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